和風カプレーゼ

久々の日本語のポストです。もっとマメに更新するべきなのでしょうが、無精なので勘弁してね。今回はその無精さから生まれたレシピのお話。

ここニューイングランドは春がとっても短いので、遅霜の心配がなくなり次第、種蒔きしたりや苗を植えないとなんでもよく育たなかったりします。今年の春は仕事に追われて数ヶ月週末なし。ようやく一息ついた時にはすでに7月。花壇は雑草が生い茂り、ハーブガーデンはオレガノ、ディルと紫蘇に占領されてパセリとタイムが肩身が狭そうにひっそりと生えてる状態。

オレガノってタチの悪い雑草のように繁殖するので油断してるととんでもないことになります。寒さに強いらしく毎年雪がなくなるとすぐに新芽が出て来る逞しい多年草のハーブ。

ディルは一年草。随分前に一度種を蒔いたのだけど、それ以来毎年枯れるまでほったらかしにしてるので前年の種から好き放題にあちこちから芽が出てきます。毎年移植しても大丈夫なくらい大きくなったところで間引きを兼ねて畑の一区画にまとめて植え替えるのです。

紫蘇も同じ。最近こちらでも紫蘇の人気がでてきたようで種が手に入ります。ちなみに英語でもシソ。アメリカ人は赤紫蘇と青紫蘇の違いがわからないのか知らないのか関心がないみたいで、種を蒔いたら青に混ざって赤も生えてきました。日本人としては嬉しい限り。赤は断然数が少ないからなんとか増やそうと思って秋に種を収穫するつもりだったのに気がついたら枯れてた(無精😫)ってなことが数年繰り返され赤紫蘇の割合は年々大きくなってきてます。紫蘇もディル同様雑草のごとく所構わず生えて来るのにびっくり!

話は戻って今年は7月に入るまで何も庭仕事が出来なかったのでトマト無し。慌ててバジルの種を蒔いてみたけど、時期を逃すとなかなか大きくならないのね。カプレーゼを食べたいけど、バジルの育ち具合はイマイチ。

これ全部勝手に生えて来たハーブ達です。紫蘇の間から1メートルくらいの高さのディルがニョキニョキ生えていたのを全部引きぬいたところ。紫蘇はこの通り。お手上げ状態。密に生えすぎたせいであまり大きくならなかったのだけど、例年なら紫蘇もディルに負けず劣らず1メートルくらいまで育ちます。

「それじゃあ、紫蘇でカプレーゼを作ったら?」ってな訳で

ちょっと桜餅っぽい見た目の和風カプレーゼです。トマトをスライスして、好みで軽く塩をふり、その上にモッツァレラチーズのスライスと重ねます。オリーブオイルの代わりに胡麻油を垂らし、紫蘇の葉で包んで召し上がれ。

ひと口サイズにしたいので、トマトは半月切り。紫蘇で包んでもお皿に座りよく仕上がります。紫蘇の香りが口中に広がります。紫蘇のモサモサした感触が苦手な人は好きじゃないかも。

オリーブオイルでも美味しいかもしれないけど、個人的に胡麻油好きなのでこの組み合わせに満足。胡麻油の香ばしい香りが紫蘇によく合うようです。ちなみにうちのダンナもお気に入り。ひとつずつお皿に盛るなり横から手を伸ばして食べてます。

少し時間が経つと水が出てトマトと紫蘇の張りと艶がなくなるので作ったらすぐに食べるのをオススメ。


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