お腹の虫

日本でしか売られていないハーブティーが欲しかったから実家に配達してもらうようにして注文し両親にこっちに送ってもらうようにお願いしたところ、先日これまた大きな小包が届いた。封筒で送られるサイズだからそんなに送料かからないと思って頼んだのに…。明らかにハーブティー以外のものが95%。母の作ったクッキーや日本のお菓子がわんさか。お菓子の箱に紛れてこんなものが…。

”ん?”
一瞬思考が止まった後、色々な思いが猛スピードで頭を駆け巡る。
”これって…私に?”
”これって虫下しだよね?”
”ギョウ虫持ちだと思われてるってこと?まじ?”
”ギョウ虫の話とかしたことないのに…。”
”日本でアメリカではギョウ虫が流行ってるって報道されてるのだろうか?”
”もしかして日本でギョウ虫騒ぎがあって、念のために送ってくれたとか?”
”それともこれって暗に何かを意味してるのかな?虫下しの裏を読むのは難しすぎる…。”
”ただの冗談?日本でギョウ虫ネタとか流行ってたりして…”

どんなに考えを巡らしても答えが出ないしストレスとコレステロール 値に良くないので、実家に電話してみた。
母: はい、もしもし。
私: もしもし?わたし、ギョウ虫おらんよ。
母: あ、虫下し入ってた?買ってきたのに探してもないねーって思いよったんよ。ごめんねー、びっくりしたやろ?
私: うん、ギョウ虫おると思われてるのかなとか、いろんなこと考えたよ〜。
母:  ゴロウ(両親の犬)に飲ませようと思って買って、買い物から帰ってからテーブルの上に送るものとそうでないものを選り分けて送らないものの中に入れてたのに、その中に見つからんでね。お父さん、一緒に荷物に入れて送り出したみたい。間違えて送らんように選り分けたのにこの様やもんねー。年取ると大変よ〜。 そんな年取った親を遠距離に持つのも大変である。

実はこの手のトラブルは今回2度目。昨年末に送られてきたお正月用品の小包には数の子が2袋入っていた。一袋で私が食べるのには十分な量。数の子大好物だから今年はいっぱい送ってくれたんだぁ。親ってありがたいなぁ…。などとしみじみ思いながら
私: 数の子いっぱい送ってくれてありがとう。
母: あ、やっぱり2袋入ってた?どこになおしこんだのか、見つからんねーと思いよったんよ。
私: じゃ、これってお母さんたちの分。お正月の数の子ないの?
母:  ううん、また買えばいいから全然大丈夫。冷凍すれば、お正月が明けてしばらくしてからまた食べられるやろ? 前言撤回、ありがたいというよりとっても心配。二人だけで暮らしてて大丈夫なのだろうか?

2年前京都土産に父に今熊野神社のボケ封じのお札をあげたのに、あまりご利益がないのかそれともご利益あってこのさまなのか…。(ギョウ虫でない)お腹の虫が騒ぐところである。

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