クリスマスを探して

ボストンの町はどんなにクリスマスしてるか見に行ってみました。

マサチューセッツ州のステイトハウス。日本での都道府県庁にあたります。こちらはリースだけの飾り。週末の雨で雪もほとんど溶けてしまい、どんよりとした空のせいもあってなんだか寂しげです。

ちなみにステイトハウスはツアーがあります。古い建物なので建築物として見応えがあるし、なかなか立派な絵画なんかも飾られてて、一見の価値ありです。わたしは未だにステイトハウスに行く度に中で迷子になるので観光の際にはツアーに参加されることをオススメします。

そんなに古い建物ではないはずだけど、レンガ造りが古い町並みの雰囲気を出しています。横一線に並ぶリースがシンプルだけど可愛らしい。

こちらはボストンの旧市役所。現在は商業ビルとして法律事務所やボストンの史跡の保存に力を入れる非営利団体なんかが入っています。ここもリースだけのシンプルなデコレーション。

ダウンタウンにやってきました。34丁目の奇跡で知られるメイシーズ。ちなみにこのメイシーズの住所は34丁目ではありません。ちょっと遠目にクリスマスツリーが見えるけど、そんなにクリスマスって感じじゃないでしょ?

この日は雨のためか、去年のように入植時の衣装に身を包んで街角でクリスマスキャロルを歌う人たちを見ることはありませんでした。

ニューヨークだともっと華やかなのかもしれないけど、こちらはショーウインドーもあっさり系。

クリスマスツリーを目指して歩いていたらサンタさんを見つけました。この男の子の表情がたまりません。サンタさんに会えて本当に嬉しそう。サンタさんも寒い中、外でがんばる甲斐があるというもの。

う〜ん、それにしてもクリスマス度が低すぎる。日本の商店街にあたるモールはもっと華やかなデコレーションがなされているのだろうけど、何せこの時期駐車スペースを見つけるのに一苦労なのでモールのようすを見に行くのは断念。もっとクリスマスが欲しいですね。

クリスマスイブの夜、毎年イブにディナーをするチャドの叔父の家から帰ってくる途中、高速で料金所を通りました。料金を払うのに車の窓を開けると「前の車の人が払ってくれたからこのまま行っていいよ。」と告げられました。料金は1ドルなんだけど、見ず知らずの人がそんなことしてくれるなんてと嬉しくなります。「じゃあ、これ後ろの車の人の分ね。」と1ドル札を料金所のおじさんに渡しました。実はこれが初めてのことではありません。クリスマスイブの夜によく体験することです。思いもかけないちょっとことしたことで人の気持ちを温かくするのがクリスマス・スピリット。豪華な飾り付けや、テーブルいっぱいに並んだごちそう、どんなに高価なプレゼントよりもずっとクリスマスらしいもの。クリスマス本来の意味がここにあります。クリスマスは全然クリスマスらしくないところで見つかりました。こんなことがあると、この国も捨てたものじゃないと思ったりするわけです。

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