さてさて久方ぶりです。こちらももうすっかり夏。7月が一年のうちで一番暑い時期のようで20日あたりに暑さのピークを迎え、そのあとだんだん涼しくなっていきます。今日も蝉の声を聞きながら夏満喫。ここニューイングランドは日本ほどではないけれど湿気が多く、今日もじっとり汗をかく一日。緯度的に涼しそうにみえるのだけど、午後4時現在気温は33度。このくらい暑くならないと庭のトマトが育たないから、真っ赤に熟れたおいしいトマトを思いながらがまんがまん。
暑い盛りに暑い話はもう十分なので、今日はアメリカのスーパーマーケットについてお話してみましょう。学生の頃カルフォルニアの大学の3週間のプログラムでオークランドに滞在したときに初めてスーパーに行ったときのことを買い物に行くとよく思い出します。目にするものどれもがスーパーサイズ。今では当たり前になってしまっているのがちょっと残念‥。
ツヤツヤした色とりどりのピーマンはいつ見ても訳もなく嬉しくなってしまいます。リンゴほどの大きさのピーマンたち、赤やオレンジ、黄色のものは甘くて緑のもののように青臭くないので食べやすいです。実はピーマン苦手。赤ピーマンはローストにしてペストソースで絡めれば立派なオードブルに。冷蔵庫でヒヤヒヤにすると暑い夏の夕方にはたまりません。生でディップにつけてもピーマンそのものの甘みが増しておいしい。でも、ディップってカロリー高いのよね。
サラダ好きにはたまらない、レタスセレクション。ローメインレタスはシーザーサラダに必須。しっかりした歯ごたえで一時的に満腹感があります。ハーブで下味をつけたグリルドチキンを冷ましてシーザーサラダに加えれば夏の簡単で手早い夕食に。夕食のメニューを考えるのが面倒なときによく登場する一品。レッドレタスって多分日本のチシャと同じなんだとおもう。肉ミソ作ったり、焼き肉したときにお肉といっしょにご飯を巻いて頂きます。ここには写っていないいわゆるレタスはアイスバーグレタスと呼ばれ、一番手頃なもの。正直いって、レタスってそんなに栄養ないしそんなにいろんな種類必要かなぁ?
もっと栄養価の高いものをということでニンジン。日本のニンジンよりずっと細身。長さは日本のものと同じくらいなのでどのくらい細いのかは写真から検討がつくと思います。あんまりか細くて頼りがいなさそう。「細身なのでたくさん食べてね。」というわけで2キロパックです、というのは嘘。一度に2キロもニンジン買ってどうするんだろう?いつもこのサイズを目にする度に疑問に思うところです。ちなみに我が家はいつも1パウンド(およそ450グラム)のパックを買います。マリリンは毎日ドッグフードと一緒にニンジンを食べてます。
袋入りのほかに4〜5本束のものがパセリのような葉のついたものも売られてます。こちらはちょっと割高。葉がついてるってことはこの手のニンジンを買う人たちって葉も食べてるのなかぁ?食べられるんだろうけど、カブや大根の葉と違っておいしそうに見えない‥。ほかにも一口やふた口サイズのスナック用のものも売られてます。午後に上司のオフィスに行くとおやつにニンジンつまみながら仕事しているのも目にします。なんとも可愛らしいくて微笑ましい光景です。
馴染みのある野菜でしょ。白菜です。ナッパキャベツと呼ばれてます。キャベツの部類にふるい分けられているらしい。特に冬場は白菜が手に入るといろんな料理に使えて重宝します。そうそう、我が家では餃子にも白菜を使います。まだ白菜漬けには挑戦したことがないのだけど、今度試してみようっと。
その上に見えるのがボクチョイと呼ばれる中国菜。白菜の原種っぽいワイルドな質感。白い部分はとても肉厚でシャキシャキと歯ごたえがあります。時期によっては青臭さが鼻を突くことがあります。炒め物にも汁物にしてもおいしいです。白菜が手に入らないときの代替品。中国菜といえばチンゲンサイもこのスーパーでは売られてます。アジア系のスーパーに行くのが億劫なときに重宝。
アメリカのスーパーって基本的に葉野菜が少ないのが不満。ほうれん草はたまに新鮮できれいなものが並んでいるときだけ購入。タンポポの葉とかケールとか並んでいるのだけど、灰汁が強くて大味そうで買う気がしないのが実情。癌のもとそうなんだもん。大根とかカブの葉って栄養があっておいしいのにね。大根やカブも売られてるけど、いつも根の部分だけ。レタスの品種減らして水菜とか芥子菜とか売ってくれればいいのに、などと自分勝手な事を思ったりします。
キャベツはいつも手頃な野菜のひとつなのだけど、日本のキャベツよりずっと硬いので線キャベツには向きません。とはいうもののアメリカ人はそのキャベツをコールスローにして生で食べたりしています。生では食べられるものの日本の線キャベツの甘みと柔らかさにかけているのが残念。
オクラ。年中通して手に入ります。ちなみにこちらでもオクラと呼ばれてます。どんな風に食べられているのかは未だに謎。
芽キャベツ。かわいい見た目にも関わらず、あまり人気がありません。独特の苦みが好きという人もいれば、それが嫌いという人も。
ゼンマイです。アーティチョークと並ぶ春の味覚。こちらでは頭の部分だけ食べるそうです。炒め物にするのが主流らしい。
色とりどりできれいなのだけど要注意。ホットペッパー。ハラペーニョにグリーンチリ、触ったあとは手をよく洗う事。もしそのまま目を触ったりすると失明することもあるらしい。
赤い大きなペッパーは乾燥したものも売られてます。スーパージャンボサイズ(長さ30センチくらい)の乾燥したレッドホットチリペッパーがメキシコのスーパーで山積みになって売られていたっけ。南米のスペイン語圏の人たちが食べるのだろうけど、そんなに辛かったら味も何もしないように思うんだけど。ピリ辛系は体が受け付けないので、我が家には縁のない食材。
同じ赤ならリンゴの方が私向き。こっちのリンゴって日本のものの半分くらいの大きさ。レタスと同じくたくさんの種類のリンゴが並びます。一般的に料理用には酸味の強いものを使うみたい。「Fuji」のサインが見えるかな?日本種のふじです。甘くてシャキシャキしててこちらでも人気。サイズは日本で出回っているものより小振りです。
スイカ。黒い縞がなくて病気のスイカみたいに見えるのだけど、これが普通。中身は赤いです。大きさは直径30センチくらい。楕円形です。ポンポンとスイカを叩いて熟れ具合をチェックする人たちを目にします。これって世界共通なのかな?こっちの人たちは塩をつけずにそのまま食べるようです。日本では塩をつけて食べるといったら「なんで塩つけるの?」といぶかしげな目で見られてしまいました。お塩つけた方がおいしいのに!!!!
タマネギやトマトなどバラ売りのものは基本的に量り売り。欲しい分だけ袋に詰めると、レジで計量してくれます。レジに計量器が備え付けられてるのも日本と違ってますね。
日本でもスーパーにお惣菜屋さんが入っているところは珍しくありませんが、パン屋さんが入っているとこはあまりないかと思います。こちらでは結構それが当たり前。焼きたてのバゲットが並ぶとその匂いに誘われてついつい買ってしまうことしばしば。次回はスーパーのパン屋さんについて取り上げてみたいと思います。というわけで、つづく‥。
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